埼玉新聞

 

児童虐待相談…埼玉県内1万5355件 25年度、2年連続で減少 「通告件数は減っているが、依然として高い水準」

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

    埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は30日、県内10カ所(さいたま市含む)の児童相談所で2025年度に対応した児童虐待相談件数は1万5355件だったと発表した。前年度から426件(2・7%)減り、2年連続の減少となった。

 県こども安全課によると、虐待内容の内訳は心理的虐待が9513件(62・0%)で最も多かった。次いで身体的虐待が3626件(23・6%)、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が2036件(13・3%)、性的虐待180件(1・2%)だった。

 年代別では0~3歳未満が2521件(16・4%)、3歳~就学前3453件(22・5%)、小学生が5601件(36・5%)、中学生が2510件(16・3%)、高校生などが1270件(8・3%)だった。虐待者は実母(7419件)と実父(6684件)が合わせて91・8%に上った。

 通告経路は警察からが9661件で最も多く、通告全体の62・9%を占めた。県は26年度、児童相談所の職員を33人増員するとともに、音声認識システムによる記録作成など情報通信技術(ICT)を活用した業務効率化の推進により、相談対応の充実を図っている。

 同課の担当者は「通告件数は減っているが、依然として高い水準で推移している。目的は虐待を減らすことで、通告が減って虐待が潜在化することは望ましくない。虐待の疑いがある場合はちゅうちょなく通告してほしい」と呼びかけた。

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