埼玉新聞

 

蕨市民会館コンクレレホール 改修完了、進化遂げ文化を発信 最上級モデルのピアノを導入

  • 蕨市民会館コンクレレホール

    改修工事が完了し、来月2日にこけら落としの記念公演を迎える蕨市民会館コンクレレホール(蕨市提供)

  • 【地図】蕨市(背景薄緑)

    蕨市の位置

  • 蕨市民会館コンクレレホール
  • 【地図】蕨市(背景薄緑)

 1月から行われていた蕨市民会館コンクレレホールの改修工事が完了し、8月2日にこけら落とし記念公演となる「チェンバーオーケストラ蕨第9回定期演奏会」が開かれる。改修により、座席幅が広がったことで鑑賞環境の快適さが増し、照明機材が新調され多彩な演出が可能になるなど、進化を遂げて蕨の文化・芸術の発信基地としての役割を担っていく。

 同市中央にある同市民会館は1974(昭和49)年11月に開館。オーケストラの定期公演や映画祭などの有料公演のほか、吹奏楽団や合唱団、クラシックバレエの発表会など、市内外の多くの団体に利用されてきた。成人式発祥の地である蕨市の「成年式」の会場にもなっている。

 利用開始から半世紀が経過し、照明機材や客席、ステージの床が劣化したため、改修工事に着手。座席の幅は従来の47センチから52センチと5センチ広がり、背もたれの素材も薄くなった。固定席が706席から596席に減った分、ゆったり座れるように。照明関係の設備も整い、多彩な演出が可能になるという。ステージ上の床もひのきの床材に新調された。

 改修に合わせスタインウェイ&サンズ社のグランドピアノ「D-274」を導入。米カーネギーホールなどでも弾かれている同ピアノは最上級モデルで、弾きこむことで音色の深みが増すという。来月2日のチェンバーオーケストラ蕨の定期演奏会では、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」などが演奏され、ピアノの音色が披露される。

 同会館の井田誠館長は「舞台は晴れの場であり、ホールは市民が集う場所。蕨の文化の発展に向け、身近なホールとしてぜひ活用していただきたい」と話している。

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