埼玉新聞

 

お手柄、中学生が命つなぐ…マラソン大会で卒倒した男性ランナー救助 段ボールであおぎ体を冷やす 教諭や看護師と連携 男性は無事退院、生徒らに感謝状

  • 人命救助に貢献し、感謝状を受け取った生徒たちと新宅凌平教諭(左上)=19日、市立葛飾中学校

    人命救助に貢献し、感謝状を受け取った生徒たちと新宅凌平教諭(左上)=19日、市立葛飾中学校

  • 【地図】春日部市(背景薄緑)

    春日部市の位置

  • 人命救助に貢献し、感謝状を受け取った生徒たちと新宅凌平教諭(左上)=19日、市立葛飾中学校
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 5月4日に埼玉県春日部市内で行われた「春日部大凧(だこ)マラソン大会」で、卒倒した男性ランナーの人命救助に貢献したとして、春日部市消防本部は19日、市立葛飾中学校の生徒一同と教諭に感謝状を贈呈した。救急搬送された男性が後日、無事退院したことを聞いた生徒らは「助かって良かった」と胸をなでおろした。

 同消防本部などによると、5月4日正午ごろ、大会運営ボランティアとして約30人の生徒たちが詰めていた第5給水所の手前で、30代の男性が倒れて江戸川の土手を転がり落ち、意識を失った。知らせを受けた生徒たちは現場に急行。段ボールであおぎ送風したり、水を当てるなどして男性の体を冷やし、救急隊の到着を待った。

 救護活動に協力した一人、3年生の高見優茉さん(15)は「びっくりしたけど、ランナーとして参加していた看護師の女性が指示してくれたので、冷静に対応できた。同じような場面に遭遇したら、また助けたい」と話した。

 同校の生徒は当日、3カ所の給水所にそれぞれ30~40人配置されていた。新宅凌平教諭(34)は非番だったものの様子が気になって第5給水所を訪れて事態を把握し、男性に胸骨圧迫などの処置を実施。生徒たちと共に庄和消防署の市川和幸署長から感謝状を受け取り、「臨機応変に対応し、よく頑張ってくれた」と教え子をたたえた。

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