埼玉新聞

 

「医療従事者として素通りはできなかった」…薬剤師の女性 警察署で意識もうろうの女性を救う 適切な救護措置

  • 感謝状を贈呈された塩沢いぶきさん(左)=新座署

    感謝状を贈呈された塩沢いぶきさん(左)=新座署

  • 【警察署】新座署=埼玉県新座市野火止

    新座署=埼玉県新座市野火止

  • 感謝状を贈呈された塩沢いぶきさん(左)=新座署
  • 【警察署】新座署=埼玉県新座市野火止

 警察署内のソファで意識がもうろうとしていた女性に気付き、同伴していた男性に救急車の要請を進言するなど適切な救護措置を行ったとして、新座署は、所沢市の薬剤師、塩沢いぶきさん(25)に感謝状を贈呈した。塩沢さんは「医療従事者として素通りはできなかった。評価してもらったことに驚いており、感謝状は有難く思う」と恐縮していた。

 同署と塩沢さんによると、4月3日午前10時半ごろ、同署交通棟1階で、交通課前のソファに横たわっていた新座市の30代の女性が意識がもうろうとした状態で「痛い」と叫んでいた。女性の脇にいた男性も困惑顔で震えていた。免許の更新手続きを終えた塩沢さんが2人を見つけ、とっさに女性を介護するとともに、男性に救急車を呼ぶように進言。男性から連絡を受けた同署員が119番した。

 救急車が到着する間、容態が悪化した女性は嘔吐(おうと)したため、塩沢さんは受け皿代わりに両手で吐しゃ物を受けるなどの措置を行った。

 女性と男性は夫婦で免許証の住所変更の書き換えのために同署を訪れていた。女性は来署する前、健診の2次検査で胃カメラをのみ、体調がすぐれなかったという。

 感謝状を手渡した鹿内士署長は「医療従事者としての専門知識を生かし、迅速かつ適切な救護措置。塩沢さんの行動に感謝している」とたたえた。

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