埼玉新聞

 

通販のベルーナが手掛ける「虎ノ門の新ホテル」きょうオープン “小鉢の和定食”で競合と差別化、天井高3メートルの開放感 ビジネス・観光の需要狙う

  • きょうオープンする「虎ノ門ホリックホテル」=23日、東京都港区

    きょうオープンする「虎ノ門ホリックホテル」=23日、東京都港区

  • きょうオープンする「虎ノ門ホリックホテル」=23日、東京都港区

 カタログ通販大手のベルーナ(上尾市)は23日、傘下のグランベルホテルが運営する最新の宿泊施設「虎ノ門ホリックホテル」(東京都港区西新橋)を報道に公開。都内8番目のホテルとして24日にオープンする。

 立地は虎ノ門駅や新橋駅から徒歩圏内でビジネス利用やインバウンドを含む観光需要にも応える。客室はデラックスクイーン(3人用)とクイーン(2人用)を各11室、ダブルを27室完備。ミニマム設計ながら、3メートル高の天井と国内サイズよりも一回り大きい米国製ベッド(幅1230ミリ)を採用。バスタブも広めで、快適な滞在環境を提供する。また、全室に多言語対応(日本語、英語、中国語など5カ国)の人工知能(AI)スピーカーを導入し、周辺の飲食店や交通情報などをスムーズに取得できる「コンシェルジュ機能」を強化した。

 ビジネス街とあって周辺の競合ホテルは朝食にビュッフェスタイルを導入するが、同ホテルでは一日の栄養バランスを考慮し、少量多品目(小鉢スタイル)の和定食を用意。1階には自動チェックイン(アウト)システムや宿泊客用の各種アメニティー用品も取りそろえた。

 23日の記者発表で、ベルーナの安野洋開発企画本部長は「周辺と同相場の料金体系でも快適さなどのお得感で差別化を図りたい」、グランベルホテルの丸山英男営業推進室長は「立地などハード、ソフト両面で条件が合えば全国に積極展開したい」と話した。

 ベルーナはアパレルや食品など主要8セグメントを成長性と収益性のある「グロース事業」と安定性や継続・社会性のある「サステナブル事業」に分け、経営資源を配分。ホテル事業は06年に参入した。同事業を含む不動産の「プロパティ部門」は成長分野としてリゾート地を中心に拡大。現在、モルディブなど海外を含む計37のホテル・旅館を運営する(一部他社委託含む)。

ツイート シェア シェア