埼玉新聞

 

セコム社員、未明の救助劇…依頼先に向かう途中 路上寝込み男性を発見 保護して110番、警察官が到着するまで寄り添う「治安維持に貢献したい」

  • 石巻敏幸署長(右)から感謝状を受け取った本多貴史さん=春日部署

    石巻敏幸署長(右)から感謝状を受け取った本多貴史さん=春日部署

  • 【地図】春日部市(背景薄緑)

    春日部市の位置

  • 石巻敏幸署長(右)から感謝状を受け取った本多貴史さん=春日部署
  • 【地図】春日部市(背景薄緑)

 路上に倒れていた高齢男性を救助したとして、春日部署はセコム春日部支社の警備員で吉川市の本多貴史さん(37)に感謝状を贈った。

 同署と本多さんによると、3月29日午前2時50分ごろ、本多さんは点検業務などで依頼先に向かう途中だった春日部市内の市道で、道路中央に倒れて寝込んでいる60代男性を発見。男性を道路脇の歩道に移動させ、110番をしつつ、警察官が現場に到着するまで男性が道路に戻らないよう寄り添い続けた。「考えるよりも先に行動に移していた」と話す本多さん。男性は酒に酔っていたとみられ、その後、意識がありけがもなかったため無事に帰宅したという。

 感謝状を受け取った本多さんは「上司や先輩など教育してくれた方々のおかげで行動ができた。今後も関係団体と協力して春日部の治安維持に貢献したい」と話した。

 同署の石巻敏幸署長は「路上寝込みは事故が発生したら、重大事故になる。警察官でも人に声をかけることは緊張するが、ためらいなく声をかけ、未然に事故を防いでいただき、本当にありがたいことだと思います」と本多さんの行動をたたえた。

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