「川越は大事なまち。多くの人に良さを伝えたい」 ACIDMANの大木さん、小江戸川越大使に MVを撮影した「こどもの城」のプラネタリウムで委嘱式
川越市は23日、ロックバンド「ACIDMAN(アシッドマン)」のリーダーで同市出身のミュージシャン大木伸夫さん(48)に「小江戸川越大使」を委嘱した。ギターとの出合いをきっかけに音楽への道を志す傍ら、市児童センター「こどもの城」で天体観測を行うなど、幼少期から宇宙への強い関心を寄せてきたという大木さん。「川越は一番大事なまち。多くの人に川越の良さを伝えたい」と語った。
大木さんは川越で生まれ育った。ACIDMANでボーカルとギターを担当し、ほぼ全ての楽曲の作詞や作曲を手がける。2002年にメジャーデビュー。日本武道館での単独ライブやさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)を会場にしたロックフェスなどを重ね、24年には映画「ゴールデンカムイ」の主題歌「輝けるもの」をリリースした。現在は東京に住み、薬剤師の資格を持つ。
ミュージシャンになろうと思ったきっかけはギターとの出合いにあるという。兄が隣の部屋で弾いていた音を聞き、「どんな楽器だろう」と興味を持った。自身が中学2年生の時に初めてギターセットを購入した。部屋で開けた瞬間「これだ」と感じた。「一生の物に出合えた。これで生活していくんだと明確に思った」と振り返る。
音楽とともに育んできたのが宇宙への関心だ。小学3年生ごろに父親から「宇宙には果てがないんだよ」と聞いた。「自分の想像力が追いつかないことに気付いた」。1986年には同市石原町にあるこどもの城の天体観測室の望遠鏡でハレー彗星(すいせい)を見た。こどもの城ではミュージックビデオを撮影したこともある。「宇宙は自分たちのルーツを知ること。誰もが空を見上げて生命のルーツを感じると世界は平和になると思う」。大木さんはそう説く。
委嘱式はこどもの城内のプラネタリウムで行われ、森田初恵市長が委嘱書を手渡した。プラネタリウムでは北斗七星を紹介する「七つの星」の一部を鑑賞した。
小江戸川越大使の委嘱について大木さんは「ありがたいことだと思っている。蔵造りの町並みは昔からすてきだなと思っていた。川越の街の良さを一人でも多くの人に伝えたい」と語った。
市の「二十歳のつどい」のメッセージビデオに出演したり、市内の施設「ウェスタ川越」でワンマンライブを催したりして川越とのつながりを続けてきた大木さん。森田市長は「誇れる古里・川越のさらなる発展に末長く力添えをしてほしい」と述べた。
小江戸川越大使は川越の魅力を広く紹介してもらおうと市が委嘱している。これまでに同市出身の俳優市村正親さん、同市出身のプロゴルファー樋口久子さんらが就いており、大木さんが5人目となる。









