4月に開校…温水プールの地域開放も さいたま市立大和田小 放課後居場所や保育園も一帯の複合施設 近隣の小学校が過大規模校、解消や教育環境の充実目的に設置
さいたま市立小学校105校目となる「大和田小学校」(見沼区大和田町)。オープン型の教室を採用し多様な学習活動を展開する学校と保育園、放課後子ども居場所事業が一体となった複合施設として整備され、地域の人も利用可能な屋内温水プールが完備されているのが特徴だ。新しい時代の学び実現へ―。4月1日の開校に先立ち20、21日に内覧会が開かれ、多くの児童や保護者らが真新しい施設を見て回った。
市教育委員会学校施設整備課や同学事課などによると、大和田小は過大規模校の解消とともに、教育環境の充実を目的に設置した。総工事費は約86億円。2020年度の基本計画から6年かけて、開校の時を迎える。2月1日現在で大和田小開校時に在籍する児童数は626人。新入生を除いて、新2~6年生は過大規模校となっていた大砂土東小や大谷小など周辺学校からの転学となるという。
校舎は3階建てで、児童が集まり異学年交流を促進できるよう中庭を中心に教室を配置。教室はICT(情報通信技術)教育に対応した開放的な造りとなっている。廊下の幅は、教室の横幅と同じ8メートルと従来の学校の2倍以上あるのが特色。廊下には座れるスペースが設置されていて、教室を開けると空間が一体となり、グループ学習やディスカッションなど幅広い教育活動が可能だ。
1階には老朽化していた大和田保育園を移転。小学校と保育園の複合施設は市内初という。2階には希望者全員が入れる放課後子ども居場所事業の専用室を設けた。年間通じて利用可能な屋内温水プールは近隣の小中学校と共用。学校教育に支障のない時間帯は地域の人も使用できる。市民利用は9月になる見込み。
内覧会では小学校の教室や図書館、屋内運動場などが公開された。大砂土東小から転学するという新5年生の栗原楓さん(10)は「広々としていて、きれい。新しい友達をたくさんつくって、一緒に鉄棒をやりたい。4月から楽しみ」と心待ちにし、母佳美さん(37)も広い廊下に「座れる場所があって、ゆっくり話せる。休み時間に他のクラスの子たちと交流できるのはいいと思う」と好印象だった。
開校は4月1日。同7日に入学式と始業式が行われる。









