巨大…埼玉の地下に完成、雨水貯留管 資材高騰など影響、予定より1年遅れて工事終了 戸田駅前などで発生していた浸水被害、大幅軽減に期待 ためておける雨水の量は小学校のプール約86杯分
2026/03/21/11:41
戸田市の東西に伸びる「北大通り」地下で建設が進められてきた雨水貯留管の工事が終了し、完成式典が12日、JR戸田駅西口近くで行われた。供用開始は4月1日。
雨水貯留管は内径が6メートル、長さ約920メートル、ためておける雨水の量は約2万6千立方メートルで、小学校の25メートルプール約86杯分に相当する。同市内で2005年9月に記録した1時間当たり最大71・5ミリの降雨にも耐えられる規模という。総工費は約86億円。
工事では先端のカッターが回転して土を削る「シールドマシン」が地下約10・1~12・1メートルの深さで掘削。「セグメント」と呼ばれるトンネル壁面を組み立てながら進むシールド工法で進められた。
21年12月に起工式、23年12月にはシールドマシンが戸田駅西口付近を発進。市消防本部前を過ぎ、笹目川に架かる山宮橋付近までを掘削する工事は当初、24年度末の終了を予定していたが、資材高騰などにより、1年遅れの本年度末となった。
完成により、大雨が降った際、排水しきれず道路にあふれていた雨水が、側溝などを流れ巨大な雨水貯留管に一時的にたまることで、戸田駅西口駅前広場などで発生していた浸水被害が大幅に軽減されると期待されている。
式典で菅原文仁市長は「市始まって以来のビッグプロジェクトが完成した。毎年のように発生していた浸水に対する地域の市民の不安が、大幅に改善すると期待している」とあいさつ。その後、関係者や市民らによる見学会も行われた。










