<高校野球>聖地で堂々行進 選抜高校野球が開幕 花咲徳栄はあす21日に初戦
第98回選抜高校野球大会は19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で、出場32校が参加して開会式が行われ、開幕した。6年ぶり6度目出場の花咲徳栄(加須市)は、26校目に入場。本田新志主将は「楽しみと緊張と、やっと始まったという気持ち」と笑顔を見せた。
選手宣誓は北照(北海道)の手代森煌斗主将が務めた。「威風堂々戦い抜き、次の世代の夢となることを誓います」と胸を張り、宣言した。
花咲徳栄の岩井隆監督は「行進している姿を見たら、思い切ってやらせたいと思った」と、聖地に立つ選手たちの姿に心を動かされた様子だった。同校は大会第3日の21日、第1試合(午前9時開始)で東洋大姫路(兵庫)と対戦する。
■念願の景色 行進に感慨
出場全32校中、26校目に入場した花咲徳栄は、堂々とした足取りで聖地を行進した。大勢の観客の前でも気後れする様子は全く見せなかったが、本田主将は「たくさんの人に見られていて、緊張はあった」と本音を漏らした。
行進の事前練習は一切なし。本番直前に本田から「手足を高く上げよう」、岩井監督から「堂々と胸張って歩いてこい」と指示があったのみだったが、チームの元気印である上原のかけ声に合わせ、一糸乱れぬ動きでグラウンドを一周した。
プラカーダーは投手の末永が務めた。元々はAチームだったが、3月上旬の沖縄合宿で右肘を故障し、ベンチ入り争いから外れた。「甲子園は来たかった場所。プラカーダーとしてでもグラウンドに立てて良かった」とチームを先導する大役をこなした。
前回出場の2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、同校のグラウンドで模擬開会式を行った。念願の聖地での行進に、岩井監督は「春の舞台のこの景色を見せてやりたかった」と感慨深げにうなずいた。
選抜切符を確実にした秋から冬を越え、ようやく開幕の日を迎えた。本田は「初戦を取ったら勢いづく。もう一度、全員で意識を高めたい」と目の前の一戦に向け、気を引き締めた。










