埼玉新聞

 

埼玉で12年に1度…秩父札所の総開帳、各寺院で始まる 1~34番までの巡礼道は約100キロ 11月30日まで 「観音様と良いご縁を結んで」

  • 祈願塔の御手綱に触れ、観音様と縁を結ぶ参拝客

    祈願塔の御手綱に触れ、観音様と縁を結ぶ参拝客=18日午後1時ごろ、小鹿野町般若の法性寺

  • 祈願塔の御手綱に触れ、観音様と縁を結ぶ参拝客

 12年に1度、秩父地域に点在する34カ所の寺院が同時に御開帳(秘仏公開)する「秩父札所午歳(うまどし)総開帳」が18日、同地域の各寺院で始まった。参拝者は、札所1番四萬部寺(秩父市栃谷)~34番水潜寺(皆野町下日野沢)まで約100キロの巡礼道を11月30日までの期間中に巡り、各寺院の観音様と深い縁を結ぶ。

 32番法性寺(小鹿野町般若)はこの日、境内の石段を上がった先に立つ、舞台造りの観音堂内の厨子(ずし)の扉が開かれ、聖観世音菩薩が12年ぶりに公開された。参拝客は、秘仏の手とつながれた高さ約3メートルの祈願塔の御手綱(おてづな)に触れ、特別な拝観を体感した。

 32番から巡礼をスタートさせた、さいたま市の会社員鯨井香さんは「花の観賞を楽しみながら、4カ月間かけて34カ所を巡りたい」と笑顔で語った。

 法性寺住職の荒谷哲巨さん(51)は「四季折々の自然に触れながら、良いご縁を結んでほしい」と話していた。

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