埼玉新聞

 

元タカラジェンヌ4人がゲスト…元宝塚の男役が立ち上げた劇団、川越で21、22日に公演 市民らとつくる舞台、後半にはラインダンスも 主役に挑戦の市民「おじさんでもできないことはない」

  • 「かわごえジェンヌ」をアピールする(左から)石川さん、須賀さん、涼麻さん

    「かわごえジェンヌ」をアピールする(左から)石川さん、須賀さん、涼麻さん=川越市内

  • 「かわごえジェンヌ」をアピールする(左から)石川さん、須賀さん、涼麻さん

 元宝塚歌劇団「雪組」の男役、石川裕梨さん(38)=川越市=が立ち上げた「うりいろ劇団」による特別公演「かわごえジェンヌ アクロス ザ リバー~おじさん成長記~」が21、22日、同市郭町1丁目のやまぶき会館で上演される。中年男性4人を主役に据えたレビューショーで、市民らの出演者と元タカラジェンヌが一体となってつくる舞台だ。石川さんは「おじさんが成長していく姿を見てもらい、人々に勇気を与えたい」と話す。

 石川さんはうりいろ劇団の代表を務める傍ら、ミュージカル俳優として活動。2024年からは公募のキャストが元タカラジェンヌと共にステージをつくる品川文化振興事業団(東京)主催の公演「輝け!しながわジェンヌ」に出演してきた。

 「かわごえジェンヌ」は、しながわジェンヌのような舞台を川越で上演しようと企画された。出演者のオーディションを行い、劇団のメンバーと共に小学校1年生から70代までの市民ら総勢51人の配役が決まった。

 川越で上演されるレビューショーは、人生に疲れた4人の中年男性が、異次元の国「アクロス ザ リバー」で「神々」から愛や包容力を学び取っていく―という内容。歌やダンスを中心に構成され、ファンタジーやコメディーの要素を取り入れている。「アクロス ザ リバー」の名は川越をイメージしているという。

 主役の中年男性に扮するのは市内の人形販売店経営、須賀栄治さん(55)ら40~50代の4人。須賀さんは舞台そのものが挑戦だと説き、「おじさんでも努力すればできないことはない。諦めない気持ちを感じてほしい」と呼びかける。

 市民のキャストと共に舞台に加わるのが「神々」を演じる元タカラジェンヌたちだ。石川さんの他に涼麻ともさん、紫月音寧さん、澤佳津伎さんの元タカラジェンヌ4人がゲストとしてステージに立つ。元OSK日本歌劇団の優奈澪さんも登場する。

 稽古は1月から週4回のペースで行っている。石川さんが脚本や演出を担い、涼麻さんが振り付けを担当する。涼麻さんは「出演者のスキルが上がってきた。それぞれが個性豊かだ」と評する。

 レビューショーを経て後半には出演者によるラインダンスも披露される。

 特別公演は21日が午後2時と同6時、22日は正午と午後4時。上演時間は約1時間40分。チケット3700円(全席自由)。会場では市内の和菓子店の菓子が入った巾着袋も販売される。

 問い合わせは、うりいろ劇団(電話080・7485・9721)へ。

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