埼玉新聞

 

関東最大級の遺跡「デーノタメ遺跡」を知る ハンドブックが発売 埼玉・北本から出土した国指定史跡 縄文時代中期の環状集落で1500年の長期にわたり集落が継続

  • ハンドブック「1500年続いた縄文ムラ デーノタメ遺跡」

    ハンドブック「1500年続いた縄文ムラ デーノタメ遺跡」

  • 【地図】北本市(背景薄緑)

    北本市の位置

  • ハンドブック「1500年続いた縄文ムラ デーノタメ遺跡」
  • 【地図】北本市(背景薄緑)

 北本市下石戸下から出土した国指定史跡で、縄文時代中~後期のデーノタメ遺跡に関するハンドブック「1500年続いた縄文ムラ デーノタメ遺跡」(雄山閣)が12日から発売される。明治大学文学部の阿部芳郎教授が監修、北本市教育委員会が編集した。

 同遺跡は縄文時代中期の環状集落で、長さ210メートル、幅170メートルと関東最大級。1500年の長期にわたり集落が継続された。集落の下には縄文人が利用していた水辺の遺跡も残され、クリやクルミなどの植物資源もそのままの姿で残されているのが特徴だ。

 阿部教授が2016年から遺跡や遺物の分析調査を指導。調査を重ねて生活の様子が判明し、A5判128ページのハンドブックを製作した。

 同遺跡の特徴を説明しているほか、トチノミのあく抜きや小豆を育ててからの食べ方、クルミを割ってからの食べ方、植物から繊維を取り出すなどの体験の仕方も掲載。縄文時代を体験する市民活動も紹介されている。同市文化財保護担当は「大学と市民活動、市が連携した史跡活用の新しいカタチで示しながら、成果も分かりやすく伝えています」とアピールする。

 書店や同市文化財保護課で購入できる。価格は2420円(税込み)。問い合わせは、同課(電話048・594・5566)へ。

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