<J1浦和>真価示しリベンジへ 9年ぶりに復帰のオナイウ阿道 「自分が結果を残しチームを上に」
9年ぶりの浦和復帰は過去の自分へのリベンジの意味合いも強い。24日に会見を行ったオナイウ阿道(神川町出身、正智深谷高出)は「もう一度チャンスを頂いたので、クラブのために、自分が結果を残しチームを上に持ち上げていけるように頑張りたい」と意気込んだ。
プロ入り4年目の2017年に千葉から浦和に移籍。しかし、興梠慎三、李忠成、武藤雄樹、ラファエルシルバ、ズラタンら実力派のFWがそろっていたチームで出場機会は限られた。リーグ1試合、天皇杯3試合1得点が残した結果だった。
翌年にはJ2山口に期限付き移籍した。プレーする楽しみを取り戻したストライカーはリーグ42試合で22得点と爆発した。「(浦和で)試合に出してもらえない悔しさはあったが自信はあった」と選手としてステップアップの土台を築いた。
その後、J1大分、横浜Mとチームを変え日本代表に選出されるプレーヤーへと成長。満を持して2021―22シーズンから欧州に挑戦の場を求めた。フランスでは2クラブで1部と2部を経験した。昨年、30歳を目前にドイツ2部のマクデブルクに加入したが、出場機会に恵まれなかった。
浦和の堀之内聖スポーツダイレクター(さいたま市出身、市浦和高出)は「ここ数年間、われわれのスカウトリストの上位に名前があった」と獲得の可能性を探っていた。オナイウは「『僕が必要だ』ということを熱心に伝えてくれた」とラブコールに応える形となった。
勝負するポジションはトップかトップ下のゴールに直結する位置になる。百年構想リーグで2位につける浦和だが、松尾(川口市出身)、小森と前線の選手にけが人が出ている。スコルジャ監督とも会話を交わし「ゴール前の所や得点の部分で期待してくれていると思う」と役割を認識する。
生まれ故郷に戻ることになり気力も満ちる。高校時代には2年の時に全国高校サッカー選手権に出場した。当時の小島時和監督(現正智深谷高サッカー部総監督)は「彼はプライドを持ってやっているし、底知れぬ力を持っている。レッズでのプレーは楽しみ。機会があればみんなで応援に行きたい」と声を弾ませ教え子へエールを送った。
28日の鹿島戦に出場するかは不確定だが、「コンディション的には大丈夫。出た時にちゃんと結果を出せるようにしていくことが今の最初の目標」と落ち着き払った様子は頼もしさがあふれていた。ラッキーナンバーだと話す背番号45を背負い「阿道」が再び飛躍の一歩を踏み出す。










