埼玉新聞

 

【独自】連結制御基板の耐用年超過 東北新幹線、劣化の恐れ指摘

  •  連結が外れ、JR西日暮里駅付近に停車した東北新幹線の「はやぶさ・こまち21号」=2025年3月、東京都荒川区

     連結が外れ、JR西日暮里駅付近に停車した東北新幹線の「はやぶさ・こまち21号」=2025年3月、東京都荒川区

  •  連結が外れ、JR西日暮里駅付近に停車した東北新幹線の「はやぶさ・こまち21号」=2025年3月、東京都荒川区

 2024年9月と25年3月に起きた東北新幹線の連結分離トラブルで、JR東日本が、誤った電気信号を送ったと推定する制御装置の基板を耐用年数の10年間を超えて使用していたことが22日、関係者への取材で分かった。メーカー側が2回目の分離直後、劣化の可能性をJR東に指摘していた。

 この基板は既に使用していない。ただ関係者によると、今も同型の基板を搭載して運行する車両があり、中には不具合が起きた際に「修繕不能」とされる基板も含まれる。JR東は交換用の新品の購入を進めている。

 JR東は事実関係について、共同通信の取材に「調査中のため、回答は差し控える。電子部品の故障なども含め、あらゆる観点から調査を深度化する」と回答した。

 JR東は25年12月、連結器を動かす電磁弁に基板が誤った電気信号を送ったとみられると発表し、走行中に電磁弁の回路を遮断するなどの防止策を打ち出した。25年3月の分離について、運輸安全委員会は、連結器のレバーが不規則に分離動作を繰り返したとの調査経過報告を公表。調査を続けている。

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