坂戸市北西部、県道沿いの住宅地の一角に「cafe COUCOU（カフェ・ククウ）」はある。フランスの食堂をイメージしたという店舗には木製のいすやテーブルが並び、くつろぎの時間へと導く。

　オーナーの小嶋昌恵さん（58）は「地元野菜応援カフェ」として、市内外で収穫される新鮮な農産物を素材にした食事を提供。国産小麦を使ったパンケーキも高い人気を集めてきた。

　「ランチを食べるとパンケーキが食べられない」。そんな声が来店客から寄せられた。そこで開発したのが「選べるパンケーキのランチプレート」（ドリンク付き1800～2400円）だ。ポテトサラダやカボチャなど、色とりどりの総菜と大きなソーセージが、パンケーキの周りを囲むようにレイアウトされる。

　ふわっとしながらも歯応えを感じるパンケーキと、丁寧に調理された滋味あふれる野菜。1枚の皿の上が華やかさに満たされる。パンケーキは「ハニーバター」や「メープルクリーム」などから選べる。クリをふんだんに使った「マロンまろん」は11月9日までの期間限定だ。

　店名の「COUCOU」はフランス語でカッコウの鳴き声を表し、久しぶりに会った仲間同士の気軽なあいさつに使われる言葉だという。小嶋さんは「気軽に来てほしい」と話している。

【メモ】　cafe COUCOU 坂戸市にっさい花みず木5の6の7（電話049・298・4910）。営業時間は午前11時～午後4時（ラストオーダーは午後3時）。定休日は月曜日。関越自動車道坂戸西スマートインターチェンジから約3分。