西武台高校（新座市）は15日、同校で女子プロサッカー・WEリーグの「RB大宮アルディージャWOMEN」とプロ契約を結んだ2年生のDF佐藤百音（16）の会見を行った。

　大宮の下部組織に所属。4歳の頃から父親の影響でサッカーを始め、得意の1対1を武器に、昨季はTOP可選手としてWEリーグの公式試合に出場。6月21日～7月3日までのU-17（17歳以下）日本女子代表米国遠征メンバーにも選出されていた。今回のプロ契約を「夢の一つであったプロサッカー選手という夢を、素晴らしいクラブでスタートできることをうれしく思う」と声を弾ませつつ、「チームの一員として日々高みを目指していきたい」と引き締めた。

　同校は来年4月から設置する新コースの一つに、スポーツと学びの両立を目指すコースを予定する。佐賀博校長は「佐藤選手はこれから始めるコースを既に体現してくれている。学校側としても後押ししていきたい」とし、大宮の山道守彦フットボール本部強化部長は「学校の考え方とクラブの考え方が合致し、成就することができた。佐藤選手には学業とサッカーを両立してほしい」と期待を寄せていた。