【動画】怖い…埼玉で新たに道路陥没、穴は縦横1メートル 下の下水管が腐食か 車や人の交通量が多い川口の市道、全面通行止め 周辺に住宅や商業施設 近所の住人「八潮と重なる」「巻き込まれず良かった」
2025/06/30/11:21
29日正午ごろ、川口市南前川2丁目の市道で陥没が発生した。川口署によると、正午ごろに通行人の男性が「1メートルくらいの穴が空いている」と110番した。穴は縦と横およそ1メートルで、けが人はいなかった。
川口市上下水道局によると、陥没事故の起きた市道の下には直径約1・35メートルの下水管が通っており、管の上部が腐食によって損傷し、土が流入したことが陥没の原因とみられるという。下水管の法定耐用年数は50年で、今回損傷した管は1972年の設置から53年が経過していた。
29日は道路を全面通行止めにし、穴を広げて仮の下水管を設置。30日の通行止めの解除を目指して仮復旧の工事を進めている。市民に対する下水道の使用制限は行っていない。新しい管が到着次第、本工事に取りかかる予定で約1週間後を見込んでいる。
現場は用水路沿いにある市道で、周りには商業施設や住宅が並ぶ。近所に住む50代男性によると、車や人の交通量が多い道だという。陥没の内部をのぞき、「下水道が見えるくらいかなり深くまで掘っていた。巻き込まれなくて良かった」と話していた。
別の男性(72)も「商業施設からの裏道になっている場所」だと話す。1月に八潮市で発生した陥没事故に触れ、「八潮の陥没と重なって怖い。しばらく復旧に時間がかかりそう」と不安そうに復旧作業を見守っていた。










