横瀬町の富田能成町長が町を案内する「横瀬ツアー」が今月から、町のふるさと納税返礼品に加わった。「日本一チャレンジするまち」を掲げ、さまざまな施策で地域創生に取り組む「町の仕掛け人」の富田町長が、地元の魅力を深く、濃く、楽しく紹介する。「モノがない町なので、コトで返礼品を工夫していく」と富田町長は意気込む。

　今回企画した「富田能成町長の横瀬ツアー」は、寄付額50万円以上の返礼品。3人以下の少人数開催で、プレミアムなひとときを提供する。「私は時間だけを空けておくので、町中を歩きたい、武甲山に登りたい、官民連携プラットフォーム『よこらぼ』の誕生秘話を知りたいなど、どんなことでもお付き合いします」と富田町長。

　同町生まれの富田町長は、町議会議員を経て2015年に町長選で初当選し、現在3期目。地域おこし協力隊や集落支援の制度を積極的に活用し、“関わりしろ”がたくさんある町づくりを進めている。

　同町が「コト」の返礼品を採用するのは、町職員田端将伸さんによる町ツアーに続いて2例目。田端さんのツアーの寄付額は30万円以上で、4日時点で1件の申し込みがあった。