三井不動産がJR川口駅東口で整備を進めていた商業施設「三井ショッピングパークららテラス川口」が31日、開店する。29日には関係者向け内覧・説明会が行われ、同社担当者は「地域の皆さまに愛される施設として成長していけるようご支援をお願いしたい」と呼びかけた。

　ららテラス川口が駅東口旧川口そごうビルに開店する。大理石や大時計など、既存の建物造作を活用し、県内初出店8店を含む全94店舗が出店する。地下1階には食品・フードコート、11階の屋上にはビアガーデン・バーベキュー施設もオープンする。

　そごう川口店は同ビルのキーテナントとして1991年10月に開店した。2021年2月末に閉店後、23年9月に跡地の所有権がそごう・西武から三井不動産に売却される方針が示された。三井不動産は同年11月、川口市とビルの利活用と川口駅周辺全体におけるまちづくりの推進を目的に「川口駅周辺まちづくりに関する連携協定」を締結。同ビルを商業施設として再開業するため、内装と一部外装の工事が進められていた。

　三井不動産執行役員の肥田雅和商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部副本部長兼リージョナル事業部長は「旧そごう時代の姿を知るお客さま、初めて訪れるお客さまにも楽しんでいただける施設を目指し計画を進めてきた。皆さまに愛される施設として成長していけるようご支援をお願いしたい」と話した。