埼玉県警によると、28日から29日にかけ、県内で痴漢などの被害が多発。子供が被害に遭う事件も起きており、防犯対策の強化と110番通報を呼びかけている。

　29日午後6時30分ごろから午後8時25分ごろまでの間に、久喜市菖蒲町菖蒲の商業施設内で、小学女児が男に身体を触られる事案が発生。男の特徴は、中肉、長袖の服、長ズボン姿。こどもたちに対し、危険を感じたら、（1）その場から逃げる（2）近くの人に助けを求める（3）防犯ブザーを使用する―などを繰り返し指導し、直ちに110番通報するよう呼びかけている。　

　同日午後9時25分ごろ、三郷市番匠免3丁目の路上で、女性が自転車に乗った男に身体を触られる事案が発生。男の特徴は、体格中肉、頭髪黒色短め、黒色っぽい服で黒色の自転車を使用。

　同日午後4時55分ごろ、蓮田市藤ノ木2丁目の路上で、女子中学生が男に「家はどこ？」などと声をかけられ、手を触られたとの情報があった。男の特徴は、年齢20～30歳位、身長170センチ位、やせ型、水色の作業着、水色の帽子、灰色の自転車を使用。

　28日午後5時40分ごろ、戸田市笹目4丁目の路上で、女子中学生らが男につきまとわれたとの情報があった。男の特徴は、年齢30～40歳位、身長160～170センチ位、やせ型、灰色パーカー、灰色ズボン姿。

　同日午前10時5分ごろ、さいたま市北区日進駅構内で、女子中学生が男に「お金いる？」などと声をかけられ、つきまとわれたとの情報があった。男の特徴は、年齢40～50歳位、身長170センチ位、小太り、頭髪は黒でもじゃもじゃ、青色と灰色のパーカー姿、リュックサックを所持していた。

　同日午後4時50分ごろ、入間市扇町屋の集合住宅敷地内で、女子中学生が不審者に身体を触られる事案が発生した。

　県警は、被害に遭わないために、人通りのある明るい道を利用する、時々振り返るなどし、危険を感じたらその場から逃げる、防犯ブザーを活用する、大声を出すーなどし、直ちに110番通報するよう呼びかけている。

＝埼玉新聞WEB版＝