候補地の5カ所示す 埼玉県庁の再整備で専門家会議 交通アクセスや災害リスクのデータを共有 「利便性を考慮し、職員の声を踏まえるべき」などと意見も 現在地の浦和区以外の候補地は
2025/01/21/12:03
埼玉県庁本庁舎の再整備に関する専門家会議が20日、オンラインで開かれ、建設候補地として現在地に加え、順天堂大学が新病院開設を断念したさいたま市浦和美園地区、本庄市の旧県立児玉高校跡地、嵐山町の国立女性教育会館、皆野町の県立皆野高校の5カ所が示された。
会議では五つの候補地について交通アクセスや災害リスクを比較評価したデータが共有され、知事部局等職員約8千人の居住状況について、さいたま地域在住が最多の約3割を占めることなども示された。「利便性を考慮し、職員の声を踏まえるべき」などと意見が交わされた。
県庁舎の再整備を巡って県は、学識経験者や県行政に関わる団体などから意見を聴取する懇話会や専門家会議の意見を踏まえ、2026年度までに基本構想と基本計画を策定するとし、大野元裕知事は「本年度中をめどに、位置について一定の方向性を示したい」と表明している。