埼玉県などは13日から14日にかけて、新型コロナウイルス感染していた計8人が死亡、新たに計8583人の感染を確認したと発表した。13日は70、80代の男性2人が死亡、4467人が感染し、さいたま市と川口市で過去に陽性と公表した計3人を取り下げた。14日は70～90代の女性6人が死亡、4116人が感染、14日連続で4千人を上回ったが、3日間連続で前週同一曜日より減少した。14日の感染者の内訳は県発表が2872人、さいたま市512人、川口市357人、川越市162人、越谷市213人。

　これまでに確認された感染者は24万4454人、死者は1107人（14日午後6時現在）。13日夜時点の重症者は62人、感染者の入院は1621人、宿泊療養674人、自宅療養3万3282人。退院・療養終了は19万8987人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女2813人。クラスター（感染者集団）関連は17施設で、新たに医療機関、高齢者施設、児童福祉施設など4施設で5～19人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10、40代女性2人。ワクチンを3回接種していた20～80代の男女55人、2回接種していた1212人が感染した。県教育局によると、県立学校22校で児童生徒74人、教職員17人が感染。33人が感染した所沢特別支援学校は学校閉鎖している。学年閉鎖は8件、学級閉鎖は20人。

　さいたま市によると、市内に住む80代女性が7日、県内に住む80代女性が10日にそれぞれ入院先の県内の医療機関で死亡した。市内の80代女性はクラスターが発生していた浦和区の特別養護老人ホームの入所者だった。2人は基礎疾患があったという。感染が判明したのは10歳未満～100代の男女512人。うち1人についてみなし陽性者として初めて計上した。新たに西区の特別養護老人ホームで職員と入所者計32人が感染、緑区の特別養護老人ホームで30人が感染するクラスターが発生した。クラスター関連では、西区の介護老人保健施設で新たに入所者4人の感染が判明し、感染者は計49人となった。

　川口市によると、入院していた80代女性が10日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女357人。計8人の感染が分かった7保育園が休園になった。休園は19園、学級閉鎖は12小学校16学級、1中学校1学級。

　川越市によると、70～90代の女性3人が死亡した。うち2人の死因は感染症以外という。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女162人。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女213人。