埼玉県などは31日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と新たに3611人の感染を確認したと発表した。県によると、感染者の内訳は、県発表が1971人、さいたま市974人、川口市355人、川越市192人、越谷市119人。

　川口市で陽性者1人の取り下げがあり、累計感染者は16万8963人（チャーター便帰国者含む）、死者は1068人（31日午後7時現在）となった。

　30日午後9時時点の重症者は21人、感染者の入院は1169人、ホテル療養783人、自宅療養1万8244人。退院・療養終了は13万8523人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女2461人。クラスター（感染者集団）関連では、感染者が出ている13施設で感染者が確認され、新たに高齢者施設3カ所で6人、7人、13人が感染した。会食では20～80代の男女10人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していた20～70代の男女25人、2回接種していた10～90代男女1124人が感染した。

　県教育局によると、県立狭山特別支援学校で児童生徒7人と教職員4人が感染し、4日まで学校閉鎖を実施する。その他県立学校22校で児童生徒66人、教職員2人が感染し、学年閉鎖が3件、学級閉鎖が31件。

　さいたま市によると、80代女性が28日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女974人。30日に続いて過去2番目の感染者数となった。クラスター関連では、西区の介護老人保健施設で新たに入所者14人の感染が判明し、同施設での感染者は計34人となった。

　川口市によると、感染が確認されたのは10歳未満の未就学児～90代の男女355人。学校閉鎖は小学校1校、学級閉鎖は小学校25校47学級、中学校6校8学級。保育園は新たに7園で7人が感染し休園になった。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女192人の感染を確認。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女119人。クラスターが発生した市内の短期入所生活介護事業所で、新たに入居者2人の感染が判明し、感染者数は計11人。同じく市内のサービス付き高齢者向け住宅でも、新たに入居者6人と職員2人の感染が判明し、感染者数は計27人となった。

　富士見市は31日、1月19日からの11日間で市立小学校1校で児童19人と教諭1人の計20人が新型コロナウイルス感染症の陽性と判明したと発表した。