埼玉新聞

 

<新型コロナ>カラオケで一緒、帰省や旅行の影響も 埼玉で401人感染 2回接種済みでも176人

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは9日、新型コロナウイルス感染者を新たに401人確認したと発表した。新規感染者数が400人を超えるのは昨年9月15日以来。県によると感染者の内訳は、県発表が254人、さいたま市64人、川口市51人、川越市11人、越谷市21人。

 これまでに確認された感染者は11万7352人(チャーター便帰国者含む)、死者は1059人(9日午後7時現在)。

 8日夜時点の重症者は1人、感染者の入院は212人、ホテル療養194人、自宅療養138人。退院・療養終了は11万4977人。

 県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め未就学児~90代の男女246人。うち10~90代の男女176人がワクチンを2回接種済みだった。会食が原因で感染したとみられる陽性者は12人だった。県は旅行や帰省の影響もあるとみている。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満~80代の男女64人。うち30代以下は51人だった。同居家族に陽性がいたのは12人。市内に住む男子高校生はカラオケで一緒だった友人が陽性だった。クラスター(感染者集団)が発生し入居者と職員計21人が感染した緑区の有料老人ホームで、検査中だった職員1人は陰性だった。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満~70代の男女51人。同居会食、職場で感染者と接触があった陽性者が全体の半数以上を占めるという。

 川越市によると、20~70代の男女11人の感染を確認した。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10~50代の男女21人だった。

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