吉見町は6日、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策で、18歳以下の子ども一人につき5万円の給付を行う「子育て世帯への臨時特別給付金」に関して、町独自の支援策として、所得制限により支給対象外となる子どもがいる世帯にも給付する、と発表した。

　同給付金は所得制限（主な保護者の年収960万円以下）があるが、同町は「吉見町で育つ子ども、これから生まれてくる子どもがいる世帯に制限を設けることは難しい」（宮﨑義雄町長）と、2021年度一般会計補正予算案に同事業費を計上、3日の町議会で可決された。

　同町子育て支援課によると、18歳以下の子どもは、2050人。そのうち約100人が所得制限により給付を受けられないと推定。約500万円の予算の財源として「財政調整基金を活用する」としている。