埼玉新聞

 

乃木坂46・新内眞衣さん、県民の日に「地元を再発見して」 あふれる埼玉愛、深夜に埼玉の情報発信も

  • 埼玉県マスコット「コバトン」のぬいぐるみと記念撮影する乃木坂46の新内眞衣さん

  • まだ伝えきれていない埼玉の魅力がないか思案する乃木坂46の新内眞衣さん

 人気アイドルグループ・乃木坂46で活躍する埼玉県出身の新内眞衣さん(29)。埼玉県が誕生して150周年の節目を迎える11月14日の「埼玉県民の日」に合わせて埼玉新聞社のインタビューに応じ、埼玉の魅力や今後の抱負を語った。県の広報大使「埼玉応援団(コバトン倶楽部)」の就任以来、深夜のラジオ番組でパーソナリティーとして積極的に埼玉の情報発信に努めている。際立つスタイルの良さから人気ファッション誌のモデルに抜擢されるなどますます活躍の場を広げ、グループでは今月20、21日に延期となっていた東京ドーム公演を控えるなど名実ともにトップアイドルの地位を確立。その人気は全国区からアジア圏へと大きく飛躍している。インタビューでは地元を忘れない埼玉愛であふれた。

■「愛する埼玉の魅力を全国に発信し続けたい」

 埼玉150周年、おめでとうございます。埼玉新聞さんから取材のお話をいただくと「あ~もうそんな季節なんだ」と、一年の時の流れの早さを感じます。埼玉150周年のPR動画にもお声がけいただき、参加させていただきました。

 今年も都道府県魅力度ランキングが発表されたようで、話のネタにどれどれと見てみたら、我が埼玉は下位(45位)だったようです。

 私が5年前にコバトン倶楽部を拝命した時には、映画「翔んで埼玉」の自虐ネタが受け入れられる土壌はそれほどなく、渋沢栄一さんについても今ほど話題ではなかったように思います。

 そういう意味でも県出身の一人として、ラジオなどで埼玉の情報を発信し続けることがとても大事なのかなと。

■ぜんぜん地元に行けていない!

 新型コロナウイルスの影響もあって、さまざまな活動が制限される中、ここ数年でオープンした県内の話題スポットに全然行けていないです。ムーミンバレーパーク(飯能市)や、ところざわサクラタウン(東所沢)とか…、そういえば東所沢を「がっとこ」と地元の方は言いますよね!?

 すみません、話が逸れましたが、自分にできることは何だろうと考えて、ふるさと納税をしています。埼玉にも魅力ある返礼品がたくさんあります。

 あと、梨の「彩玉」。あの味は最高ですね(新内さんのインスタグラム10月27日参照)。フルーツとか野菜とか、まだまだ知られていない県産品を自分なりに見つけていきたいですね。

◆県民の日の記憶、それはホーム感

 県民の日イベントで県庁にお邪魔したとき(2016~19年まで4年連続で来庁)に感じたのは、浦和は都会なのに「ああ埼玉に戻ってきたな」という感覚がありました。

 言葉では説明できないこの感覚、これを「ホーム感」とでもいうのでしょうか。東京と何が違うの?と聞かれると回答に困ってしまいますが、この埼玉の「空気感」、ざわざわしていない感(笑)、埼玉県民の方なら共感してもらえると思うんですけど…。やっぱり隣県に出る機会が多い県民性なのかもしれません。

 今年は県民の日が日曜日ですが、幕張方面や東京もいいけれど、やっぱり地元を再発見して、県民の日を満喫してほしいですね。

■広がる活躍の場

 今年は夏のツアー(乃木坂46 真夏の全国ツアー2021。大阪、宮城、愛知、福岡を回った)で、人数は制限されたものの、有観客でファンの皆さまに会場へお越しいただいたことは、グループとしてひとつの前進だったと思っています。ファンの皆さまあっての乃木坂46ですから。

 個人的にはファッション誌のモデルや、グループとしては今年8月に結成10周年目を迎え、ベストアルバムのリリースや、延期となっていた2回目の東京ドーム公演2daysも11月20、21日に実現します。

 これからも埼玉県民の皆さま、ファンの皆さまに見守られながら、乃木坂46が歩む道に私なりの色で少しでも貢献できればと思っています。地元でのお仕事も楽しみにお待ちしています。

(2021年10月下旬、都内某所にてインタビュー)

■プロフィル

新内眞衣(しんうち・まい)

 1992年1月22日生まれ。埼玉県出身。2013年から乃木坂46の第2期生として活動を開始。16年から埼玉応援団(コバトン倶楽部)メンバー。女性ファッション誌「andGIRL」ならびにウェブサイト「Оggi.jp」のレギュラーモデル。「乃木坂46のオールナイトニッポン」(毎週水曜深夜1:00~3:00、ニッポン放送)では埼玉ネタ満載で県民リスナーも楽しませている。愛称は「まいちゅん」。身長165cm。血液型B型。

=埼玉新聞WEB版=

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