埼玉新聞

 

深田恭子さん主演「劇場版 ルパンの娘」PRで、大宮駅前に小沢真珠さんら登場 一時騒然も「埼玉愛」炸裂

  • 映画「劇場版 ルパンの娘」のPRイベントで、渾身の「埼玉ポーズ」を披露する(写真左から)武内英樹監督、小沢真珠さん=25日午後、さいたま市大宮区の大宮アルシェ

 映画監督の武内英樹さんと女優の小沢真珠さんが25日、さいたま市大宮区の大宮駅前、大宮アルシェで選挙に便乗したイベントを実施した。2人は新作映画「劇場版 ルパンの娘」のPRで来県。映画「翔んで埼玉」の監督と出演者でもあり、「埼玉凱旋街(がいせん)頭演説イベント」を展開した。たすきを掛けて登場し、熱のこもった演説を披露。埼玉県民の心の奥底に眠る「埼玉愛」を呼び起こしていた。

 「ルパンの娘」は、横関大氏の同名小説を原作に2019、20年、フジテレビ系でテレビドラマ化。放送終了後に映画化が発表され、主演は深田恭子さんが務めている。

 今月31日の衆院選を前に、武内監督は立候補者、小沢さんはウグイス嬢に扮(ふん)して登場。真っ白なスーツに身を包んだ小沢さんは、マイクを持つと「武内英樹!武内英樹!武内英樹!」と3回連呼すると、通行人らは思わず足を止め一時騒然とした雰囲気に。「現在公開中の『劇場版 ルパンの娘』をどうぞよろしくお願いします!」と美声を響かせ、支援を呼び掛けた。

 武内監督は「映画『翔んで埼玉』は埼玉県民の熱い声援のおかげで大ヒットになった」と感謝。先日発表された都道府県魅力度ランキングが第45位に低迷したことに触れ、「『埼玉解放戦線』のメンバーが意図的に下げているのではないか」と分析。その上で「埼玉は横のつながりがない!東京しか見ていない!」と力説。「上尾や熊谷などを意識しつつ、武蔵野線に乗り越谷や三郷などとも結託して、魅力を伝えていこうではありませんか」と、集まった“支持者”に訴えた。「日本、埼玉はコロナ禍でとても苦しい生活を送ってきた」と武内監督。「『劇場版 ルパンの娘』を見て、コロナを笑い飛ばしていただければ」と笑顔で伝えていた。

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