2019年3月2日(土)

小川バス事故、運転手の体調に異変か 「ブレーキ」急発進に乗客の悲鳴…ドライブレコーダーに緊迫の様子

路線バスが突っ込み半壊した店舗兼住宅。交差点の電柱と信号機の工事が行われていた=1日午前7時25分ごろ、小川町小川

 2月28日夕方、小川町小川の交差点で、川越観光自動車の路線バスが道路脇の店舗兼住宅に突っ込んだ事故で、事故直前の男性運転手(58)の様子や、「ブレーキ、ブレーキ」と声を上げる乗客の緊迫した様子が1日、同社への取材で明らかになった。同社は「詳しいことは分からないが、運行中、運転手の体調に何らかの異変があったのではないか」と説明した。

 同社森林公園営業所(滑川町)によると、運転手は28日午後2時半、同営業所から出庫。点呼の際には特に異常は見られなかった。みどりが丘循環ルートを2回運行。58分の休憩後、3回目の同ルート運行で事故が起きた。

 午後4時45分、小川町駅前を出発。その際、バスのドライブレコーダーには、乗客から「乗降ドアが閉まっていない」と指摘され、閉めた場面が見られ、速度も通常よりゆっくりだった。本来の運行経路は事故現場から約300メートル手前の交差点を右折するルートだが、そのまま直進。直後に急発進し、乗客の悲鳴とともに「ブレーキ、ブレーキ」と、乗客の緊迫した声が聞こえ、建物に突っ込んだ。現場にブレーキ跡はないという。

 同社は1日、運行の運転手には「体調が悪い時は無理をせず、運行を止める勇気を持って」と訓示したとしている。

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