製本業ティーエムビーが自己破産申請、負債約5億1千万円 一時は年売上4億8千万円超も、ペーパーレス化でダウン 人件費や光熱費が高騰し赤字決算続く…資金調達の手数料が追い打ち
2026/10/16/08:17
帝国データバンク大宮支店によると、製本業のティーエムビー(埼玉県志木市)が5日にさいたま地裁に自己破産を申請したことが分かった。申請代理人は小林洋介弁護士(弁護士法人IGT法律事務所、東京都千代田区)ほか1人。負債総額は債権者約125人に対し約5億1千万円。
同社は2010年6月設立。本店同所に工場3棟を構えて、折りや断裁、とじまでワンストップで行い、パンフレットやカタログ、取扱説明書など商業向けの製本・印刷を手がけていた。大手印刷業者などから受注を獲得し、18年10月期は年売上高約4億8200万円を計上。だが、ペーパーレス化の進展で21年10月期は約3億7500万円にダウンした。
近年は針金を使わないエコとじ用の機械を導入し、食品や子ども・化粧品向けの受注を増やしていたが、単価の低さに加え、人件費や光熱費などの高騰で赤字決算が続いていた。ファクタリング(売掛債権買い取り)で資金調達を図ってきたが、手数料が資金繰りをさらに悪化させ、9月30日までに事業を停止した。










