久喜市の会社で田植え祭り 冬の間も水を張る自然農法「冬水田んぼ」を採用 田んぼで準絶滅危惧種も確認
2026/06/23/17:41
食品販売などを行う「株式会社ゆうき」は15日、埼玉県久喜市西大輪の本社で、田植え祭りを開催した。
田植えには、ブランド米「竜の瞳」の苗を使用。約60平米の田んぼに、参加した社員ら約10人が横一列に並び、目印に沿って苗をひとつずつ丁寧に植えていった。
今回の田植えで使用した田んぼには、冬の間でも水を張る自然農法「冬水田んぼ」を採用。水をため続けることで、土の中の微生物が活性化し、化学肥料を使わずに土壌の栄養が豊富になるという。農薬なしでも雑草の発生を抑えられ、田んぼでは埼玉県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定される「イチョウウキゴケ」も確認できた。
冬水田んぼには、代(しろ)かきする必要がないなど農家の負担が少ない利点もあるが、水を張り続けるための水源や設備の用意が難しい欠点もある。ゆうきでは、本社敷地内にある井戸から地下水をポンプでくみ上げ、田んぼに流し続けることで、実現を可能にした。
同社が環境にやさしい農法に取り組むのは、「自然を改善する」という社のモットーから。小田耕二社長は、「『冬水田んぼ』のような環境にやさしい農法が可能だということを成功事例として示して、日本の農家、農業を守る取り組みを広げていきたい」と話した。
今回植えられたイネは、11月ごろに収穫する。
=埼玉新聞WEB版










