姉妹都市でも市民の交流は…福井・若狭高の女子生徒、川越で観光PR 若狭おばま御食国大使の2人、小浜の食文化を紹介「食文化を通じ、つながりを」
川越市の姉妹都市の福井県小浜市で「若狭おばま御食国(みけつくに)大使」を務める同県立若狭高校の女子生徒2人が19、20日、川越市を訪れた。江戸時代の藩主の国替えを機につながりが生まれた両市。2人は同市の森田初恵市長と面会し「川越と小浜は食文化を通じて交流を広げられると感じている。若い世代が関わる新しい交流の形を一緒につくりたい」と説いた。
川越を訪れたのは小浜市にある同校国際探究科2年の千葉日菜さん(17)=越谷市出身=と同、松木菜花さん(16)。小浜の魅力を発信する「御食国大使」に2025年から就いている。19日に森田市長と面会した2人は「食を通じてつながる川越市と小浜市」をテーマにプレゼンテーションを行った。
小浜市は福井県南西部に位置し、北側が若狭湾に面している。古くから京都へ海産物などの食材を届けてきた御食国の一つといわれる。
「歴史を持ち、豊かな食文化がある」。2人は小浜をこう説明し、御食国大使として小浜の食文化を広く伝える活動を行っていることを紹介した。
また両市の「食のコラボ」として、川越の特産品のサツマイモと小浜の名産の葛(くず)まんじゅうを組み合わせた和菓子を、地元の和菓子店などの支援で考案。イベントで販売した経緯にも触れた。
両市のつながりは江戸時代初期にさかのぼる。1634(寛永11)年に川越藩主の酒井忠勝が若狭小浜へ国替えになった際、川越の石原に伝わる「ささら獅子」の演技者を連れて行った。演技者は「準士族」の地位になり、「雲浜獅子」として小浜に伝承されてきたといわれる。こうした歴史を背景に両市は1982年11月、姉妹都市提携を結んだ。
2人は両市が「姉妹都市でありながら、市民同士の交流が多いとはいえない」と指摘。「これからは若い世代が関わる、新しい交流の形をつくっていけたらと考えている」と語った。
森田市長は小浜を訪れた経験を踏まえ「歴史に裏付けられた文化度の高いまち。心が洗われた感じがした」と伝えた。また姉妹都市提携の歴史が40年以上にわたることについて「若い世代に引き継ぐことは大切だ」と応じた。
2人は20日には、仲町観光案内所で小浜市の観光PR活動を行った。










