建築工事業のハートフルデザイン、破産開始決定 負債は1億8千万円 赤字から脱却できず債務超過が拡大
2025/11/23/11:40
建築工事のハートフルデザイン(川越市)が10日、さいたま地裁川越支部から破産開始決定を受けたことが分かった。破産管財人に市川拓郎弁護士(雀ノ森法律事務所、同市)が選任された。東京商工リサーチ埼玉支店によると、負債総額は1億8320万円(2024年6月期末時点)。
同社は10年2月創業。15年9月に県内の同業者から事業譲渡を受けて法人化。一般顧客を対象に住宅建築工事を主体に、増改築などを手がけ、ピーク時の19年6月期には4億1458万円の完工高を上げた。
しかし、翌20年6月期は1億2712万円と大幅に減少し、当期純損失3326万円を計上。21年6月期は2億円台に回復し最終黒字を確保したが、22年6月期は8974万円に後退、当期純損失4302万円となり、債務超過に陥った。以後も赤字から脱却できず債務超過が拡大、資金繰りが限界に達した。










