埼玉新聞

 

【動画】正・準賞5人の受賞祝う 第56回埼玉文学賞 さいたま市で授賞式

  • 左から短歌部門準賞の築根喜美江さん、小野愛加さん、小説部門正賞の日高博さん、詩部門正賞の野沢舞花さん、俳句部門正賞の浅野都さん=17日午前、さいたま市大宮区の清水園

    左から短歌部門準賞の築根喜美江さん、小野愛加さん、小説部門正賞の日高博さん、詩部門正賞の野沢舞花さん、俳句部門正賞の浅野都さん=17日午前、さいたま市大宮区の清水園

  • 左から短歌部門準賞の築根喜美江さん、小野愛加さん、小説部門正賞の日高博さん、詩部門正賞の野沢舞花さん、俳句部門正賞の浅野都さん=17日午前、さいたま市大宮区の清水園

 埼玉新聞社が創設し、埼玉りそな銀行が特別協賛する「彩の国 埼玉りそな銀行 第56回埼玉文学賞」の授賞式が17日、さいたま市大宮区の結婚式場「清水園」で開かれ、小説、詩、短歌、俳句の4部門の正賞・準賞の受賞者5人を祝った。

埼玉文学賞各賞の作品はこちら

 正賞は、小説部門で坂戸市の日高博さん(66)の「天晴(あっぱれ)ウォッチ」、詩部門で東松山市の野沢舞花さん(23)の「光の痕」、俳句部門で川口市の浅野都さん(82)=筆名=の「朝(あした)になれば」が選ばれた。また準賞は、短歌部門で横浜市の小野愛加さん(21)の「君がさいたま」、上尾市の築根喜美江さん(93)の「戦(いくさ)のなかを」となっている。

 授賞式には受賞者の家族や大野元裕知事、埼玉りそな銀行の福岡聡社長らのほか、県内選出の国会議員も出席。来賓の大野知事は「教養や感性を磨くという文学の魅力が、この埼玉文学賞を通じて県民の皆さまに広がっていると考えている」とあいさつした。

 受賞者代表で謝辞を述べた日高さんは「私が県民になったのは56年前。ちょうど埼玉文学賞が創設された年で奇遇に思う。今後は介護や高齢者社会についての近未来小説を書いて、いつか本にまとめたい。同じく受賞した幅広い世代の仲間と一緒に頑張っていこうと思う」と話した。

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