川越署は10日、詐欺の疑いで、千葉県松戸市横須賀1丁目の男（38）と、妻の女（45）＝いずれも無職＝を逮捕した。

　逮捕容疑は共謀の上、飲食店開業に伴う共同事業の破綻回避の名目で金をだまし取ろうと、2023年6月17日、友人の男性に「事業が破綻してしまう」「明日までに1150万円を用意しなければならない」などと電話をかけ、翌18日、男性から話を聞いた川越市の会社役員男性＝当時（41）＝に、インターネットバンキングを利用して2回にわたり、容疑者の口座に計1150万円を振り込ませた疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。

　23年7月に会社役員男性の代理人弁護士から「詐欺の被害に遭った」と同署に相談があり、捜査を進めていた。