市議の当選無効を裁決 埼玉県選管 入間市選管の決定に対し取り消しを求めていた市議の申し立てを棄却 市選管は居住実態がなかったと認定していた
2025/11/08/10:53
県選挙管理委員会は7日までに、3月の入間市議選で初当選した益田英主市議(52)について、当選無効を裁決した。当選無効とした入間市選管の決定に対し、取り消しを求めていた益田市議の申し立てを棄却した。6日付。今回の決定に不服がある場合、東京高裁に提訴できる。
益田市議は2024年11月に東京都杉並区から入間市内に転入したものの、2カ月間の使用水量が1立方メートルに満たなかったことなどから、市選管は6月19日付で居住実態がなかったと認定。公選法で被選挙権の要件とする「引き続き3カ月以上、選挙区内に住所がある」を満たさないと判断していた。
県選管は裁決書の中で、市選管の決定に手続上の瑕疵(かし)はなかったと認め、「疑問の解消や事実の補強につながらないばかりか、さらなる疑念が生じたり、事実とされていたことと矛盾が生じたりするなど、居住の実体が証明されるものではなかった」と結論づけた。










