埼玉新聞

 

現新2氏が激突 埼玉・鶴ケ島市長選が告示 選挙戦となるのは2009年以来16年ぶり 現職の市政運営への評価や人口減少対策などを巡り、論戦が交わされる見通し

  • 【地図】鶴ケ島市(背景薄緑)

    鶴ケ島市の位置

  • 左から斉藤芳久氏、小川尋海氏

    左から斉藤芳久氏、小川尋海氏

  • 【地図】鶴ケ島市(背景薄緑)
  • 左から斉藤芳久氏、小川尋海氏

 任期満了に伴う鶴ケ島市長選は19日告示され、3選を目指す現職の斉藤芳久氏(75)と、元市議で新人の小川尋海氏(33)の無所属2人が立候補を届け出た。同市長選が選挙戦となるのは2009年以来16年ぶり。2期8年にわたる現職の市政運営への評価や人口減少対策などを巡り、論戦が交わされる見通しだ。投開票は26日。

 斉藤氏は17、21年の市長選に、いずれも無投票で当選し2期目。五味ケ谷の自宅前で行った出陣式では「財政を高めることで鶴ケ島は前に進む」と説き、「これから膨れ上がる福祉に手当てできるように対応する。全ての政策を成長させる」と述べた。

 小川氏は医師で、23年の同市議選に出馬し初当選した。東武東上線若葉駅西口で行った第一声では「政策のテーマは未来への投資」と強調し、「鶴ケ島に住んでいる子どもたちや、(市民の)健康づくりを支援し、魅力的な自治体に変えたい」と訴えた。

 有権者数は18日現在、5万9167人(男2万9030人、女3万137人)。

■斉藤芳久氏

【略歴】(1)市長(2)市議長、建設業(3)職業訓練大付総合職業訓練所(4)川越市(5)五味ケ谷

【公約】(1)安定した市政運営、確実な前進(2)都市整備で企業誘致を進め、財政基盤の安定を保ち、市民生活を守り成長させる

■小川尋海氏

【略歴】(1)医師、リハビリ科専門医(2)市議(3)埼玉医大(4)鶴ケ島市(5)脚折

【公約】(1)鶴ケ島を変える、あなたと私で(2)子育て世代に選ばれるまちへ(3)あなたの健康を支えるまちへ

※略歴は(1)肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞調べ

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