埼玉新聞

 

埼玉の高校教諭、科学実験を披露 南アフリカで理科の魅力広める 勢いよく噴き出す無数の泡、会場から驚きと喜びの声上がる

  • 児童生徒100人の前で科学の実験を披露する池田岳郎さん(左手前)

    児童生徒100人の前で科学の実験を披露する池田岳郎さん(左手前)=8月4日、南アフリカ・リンポポ州のヴワニ科学資源センター

  • 児童生徒100人の前で科学の実験を披露する池田岳郎さん(左手前)

 三角フラスコの中から、色の付いた無数の泡が勢いよく噴き出すと、静まり返っていた会場から驚きと喜びの声が上がった―。8月4日、埼玉県立高校の教諭が南アフリカ共和国(南ア)の子どもたち約100人の前で、酸化還元反応などの科学実験を披露した。「理科の魅力を現地の若者に広めてほしい」との使命を受け、岩槻北陵高校の池田岳郎さん(37)、南稜高校の石塚祐貴さん(36)、所沢高校の古屋雅大さん(36)の教諭3人は、埼玉から1万3千キロ以上離れた教育施設の教壇に立った。「子どもたちは実験を楽しんでくれている」と、任務のやりがいを実感している。

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