埼玉新聞

 

育児する母親「大人に話を聞いてほしい」「1人で寝られる場所が…」 産後うつ…悩みを話して 生後5カ月の長女殺害の母親に実刑判決 育児の不安からうつ病など発症、周りとコミュニケーションがうまく取れず 専門家「人頼れる環境に」

  • 産後ケア施設「助産院Lanka」では助産師や看護師が子どもの面倒を見て、母親はゆっくり休息を取れる=8月、さいたま市浦和区

    産後ケア施設「助産院Lanka」では助産師や看護師が子どもの面倒を見て、母親はゆっくり休息を取れる=8月、さいたま市浦和区

  • 産後ケア施設「助産院Lanka」では助産師や看護師が子どもの面倒を見て、母親はゆっくり休息を取れる=8月、さいたま市浦和区

 熊谷市で今年1月、産後うつ状態の母親が生後5カ月の長女を殺害した事件。殺人の罪に問われた母親に対して、さいたま地裁は懲役3年の実刑判決を言い渡した。裁判員裁判の公判では、被告が産前産後の育児の不安から不眠症やうつ病を発症し、周りとのコミュニケーションがうまく取れなかったことが浮き彫りになった。専門家は「人を頼ることを良しとする環境づくりが必要」と呼びかける。

もっと読む
ツイート シェア シェア