任期満了に伴う八潮市長選は7日、投開票され、無所属で現職の大山忍氏（68）が、無所属新人で前市議の川井貴志氏（50）、諸派新人で政治団体代表矢神武蔵氏（54）を退け4選を果たした。

　当選の報を受け大山氏は「私一人じゃ何もできない。仲間の皆さんのおかげ」とあいさつした。選挙戦で大山氏は県道陥没事故への対応、3期12年の実績を掲げ市政の継続を訴えた。川井氏と矢神氏は現市政への批判を票に結びつけられなかった。

　また、現新27人が立候補した市議選（定数21）の投開票も行われた。

　市長選の当日有権者数は7万5269人（男3万8854人、女3万6415人）。投票者数は2万8744人（男1万4014人、女1万4730人）。投票率は38・19％（男36・07％、女40・45％）で、前回2021年の39・37％を下回った。

◇

八潮市長選開票結果（選管最終）
当 17518　大山　　忍　無現
　　7774　川井　貴志　無新
　　2490　矢神　武蔵　諸新
（無効961、持ち帰り1）

■大山忍氏
【略歴】（1）市長（2）県議（3）成蹊大（4）八潮市（5）八潮
【公約】（1）共生、協働、安心のまちづくり（2）国、県と協力し道路陥没事故の早期復旧（3）市民の健康、子育て環境の充実

※略歴は（1）肩書（2）主な経歴（3）最終学歴（4）出身地（5）現住所―の順。年齢は投開票日現在。埼玉新聞調べ