快挙…全日本中学陸上で新記録、日本一に 久喜の栗橋東中リレー5選手、市長を表敬 中学から陸上を始めたメンバー、飛躍的な成長 一緒に遊ぶ仲の良さと気負わない精神力が強み「完璧な走りで最高の結果」
2025/09/04/13:58
8月に沖縄県で行われた第52回全日本中学校陸上競技選手権大会の男子400メートルリレー決勝に出場し、41秒80の日本中学校新記録を樹立して優勝した久喜市立栗橋東中学校陸上部が2日、梅田修一市長を表敬訪問した。最後の大会で快挙を成し遂げた選手たちはメダルを手に喜びを語り、「久喜市の希望」と祝福を受けた。
リレーメンバーはいずれも3年生で走者順に笠原涼我(15)、岡田健太(15)、本石旺来(おうら、14)、岡田康太(15)の4選手と、補欠の有賀智成選手(14)。市予選、県大会と勝ち抜き、県代表として全日本選手権に出場。予選を1位で突破した勢いのまま決勝も力走し、栄冠を手にした。
校外でも一緒に遊ぶなど仲の良さと、大舞台に立っても気負わない精神力が強み。双子の兄の岡田健選手は「予選は自分の走りができなかったが、決勝は満足できた」、弟の岡田康選手も「抜かれないように走ろうと思い、リラックスできたのが良かった」と振り返る。
100メートルのタイム順にそろえたメンバーで2年春から始動。平日はそれぞれの競技に打ち込み、週末を中心にリレーの練習に励んだ。特に意識したのがスムーズなバトンの受け渡し。記録動画で何度も確認し、最も加速した状態でつなげるよう試行錯誤した。
中学に入ってから陸上を始めたメンバーは飛躍的な成長を遂げた。「緊張したけど、応援のおかげで最高のパフォーマンスを発揮することができた」と笠原選手。本石選手は「完璧な走りで、最高の結果で終わることができた」と充実感を漂わせる。
報告を受けた梅田市長は「日本トップレベルの走力がそろった奇跡で、新記録は久喜市の希望。今後もさらなる高みを目指して頑張ってほしい」と選手たちをたたえた。










