歩行者天国の実施 肯定的が7割超える 埼玉・川越市がアンケート調査結果を公表 5月3~5日にオーバーツーリズム対策の一環として、一番街の約400メートルで試行 11月にも2回目を実施予定
2025/09/03/14:00
川越市は2日、市の観光スポット「一番街」で5月3~5日に試行実施した歩行者天国の、アンケート調査結果を公表した。今後の歩行者天国の実施を巡り住民、店舗などの関係者、観光客のいずれの対象でも「実施した方が良い」「ある程度仕方ない」との肯定的な回答が7割を超えた。市は11月に予定している2回目の試行実施と併せ、詳しく検証する方針だ。
アンケートは5月19日~6月13日、北部市街地の21自治会内の住民2493人(回収率44・5%)と、店舗・事務所や駐車場関係者128人(同64・8%)を対象に行った。また試行実施の初日、一番街を訪れた観光客340人に聞き取りで調査した。
「安全対策として、今後の歩行者天国の実施について、どう思うか」との問いに住民70・3%、店舗などの関係者78・3%、観光客は94・2%が肯定的な回答をした。一方で住民では14・8%が、店舗などの関係者では13・3%が「実施しない方が良い」と答えた。
また、一番街周辺の安全性について、住民の「安全」「やや安全」との回答が、2024年9月のアンケート時の5・7%から39・3%に大幅に増加。「危険」「やや危険」は84・6%から33・7%に減少した。店舗などの関係者では「安全」「やや安全」が同じく1・3%から73・5%と大幅に増え、「危険」「やや危険」の割合は75・6%から1・2%と大きく減った。
市は「歩行者天国の実施により、安全性を感じる人が増加している」としている。
歩行者天国は市のオーバーツーリズム対策の一環として、一番街の約400メートルで試行実施した。










