埼玉新聞

 

若者が県内自治体や企業が抱える課題解決のアイデア提案 埼玉・川越で最終審査会

  • 審査員に対してアイデアの思いを伝える起案者=8月28日午後、川越市のりそなコエドテラス

    審査員に対してアイデアの思いを伝える起案者=8月28日午後、川越市のりそなコエドテラス

  • 審査員に対してアイデアの思いを伝える起案者=8月28日午後、川越市のりそなコエドテラス

 埼玉にゆかりのある15~25歳の若者から、県内自治体や企業が抱える課題解決のアイデアを募集する「S.T.A.R.プロジェクト」は8月28日、川越市のりそなコエドテラスで、最終審査会を開いた。

 同事業は、経済産業省2024年度未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金「AKATSUKIプロジェクト」採択事業で、埼玉初の取り組み。地域デザインラボさいたま、埼玉新聞社、アンクアンドパートナー、デジラボホールディングスが運営する。

 最終審査会には1次審査を通過した9組が参加。ミッション(課題)提供の企業や自治体、プロジェクトマネージャー(PM)ら10人の審査員が見守る中、起案者はアイデアへの熱量を伝えた。選考の結果、9組全て(うち3組は条件付き)が採択された。

 今後は、約5カ月にわたる伴走支援でアイデアの磨き上げを実施。採択者は最大70万円の開発資金援助のもと、県内や福島県楢葉町での研修合宿、中間・最終報告会での進捗報告などを行う。

 地域デザインラボさいたまの園田孝文社長は、「本プロジェクトが埼玉の未来を切り開く人材発掘のきっかけとしたい。熱い思いを持った同世代が刺激を受け、学び合う場となれば」と伝えた。

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