埼玉新聞

 

自営業の女性、7500万円を失う 「AIが価値の上がる銘柄を選択し購入」と言われ 信じて14回送金 相手が出金に応じず…運転免許証の画像を送らせると偽造と判明

  • 【地図】川越市

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 川越署は18日、川越市の自営業女性(78)が交流サイト(SNS)型投資詐欺の被害に遭い、現金7500万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、女性は5月4日から約2カ月にわたり、動画配信サイトの広告を通じて知り合った投資家を名乗る男らから、SNSを通じ「確実な資産形成ができる」「お金を送金すればAI(人工知能)が自動で価値の上がる銘柄を選択し購入する」などと伝えられた。女性は6月9日~7月11日までの間、インターネットバンキングを使って計14回、指定された口座に7500万円を振り込んだ。

 相手が出金の求めに応じなかったため、女性は運転免許証を送付するようSNS上でメッセージを送った。相手から免許証を撮影した画像が返信されてきたことから、女性が20日に「偽造かどうか調べてほしい」と110番。署員が調べたところ、偽造と分かり、だまされていたことが判明したという。

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