4議席巡り、きょう公示 参院選の埼玉選挙区 過去最多に並ぶ15人が出馬準備 物価高対策や年金・社会保障制度の在り方、外交・安全保障など、国内外に山積する課題が争点
第27回参院選は3日公示され、20日の投開票に向けて選挙戦がスタートする。改選数4の埼玉選挙区には、主要政党がそれぞれ候補者を擁立。現職と新人を合わせ、過去最多に並ぶ15人が出馬に向けて準備を進めている。物価高対策や年金・社会保障制度の在り方、外交・安全保障など、国内外に山積する課題が争点となりそうだ。
過去最多の15人が立候補した前回(2022年)は自民の関口昌一氏が72万7千票を獲得し、トップで5選を果たした。無所属の上田清司氏は50万1千票を得て再選され、公明の西田実仁氏が47万6千票で4選。立民新人の高木真理氏が44万4千票で初当選した。
前々回(19年)は自民の古川俊治氏が78万6千票を獲得しトップ当選。立民の熊谷裕人氏が53万6千票、公明の矢倉克夫氏が53万2千票を得て当選し、4議席目は共産の伊藤岳氏が35万9千票を集め、党として21年ぶりに埼玉選挙区で議席を得た。
政党要件を満たしている政党から立候補を予定しているのは、古川、熊谷、矢倉、伊藤の現職4氏に加え、国民民主新人で元県議の江原久美子氏、社民新人で党県連政策部長の高井環氏、参政新人で元飯能市議の大津力氏、維新新人でイベント関連会社代表の龍野真由美氏、れいわ新人で農業の桜井ななえ氏の計9人。
政党要件を満たしていない政治団体などからは事前審査終了順に、「日本誠真会」の増山優花氏、「日本保守党」の石浜哲信氏、無所属の斎藤嘉英氏、「チームみらい」の武藤かず子氏、「日本改革党」の津村大作氏、「NHK党」の山田信一氏が立候補を予定している。
県選挙管理委員会が取りまとめた2日時点の選挙人名簿登録者数は616万734人(男305万3090人、女310万7644人)で、前回と比べ7379人(男1万2900人減少、女5521人増加)減少している。










