さいたま市、清水市政5期目へ 市民の負託に「全力を」
さいたま市長選の投開票から一夜明けた26日、5選を決めた現職の清水勇人氏(63)は、同市浦和区で市選挙管理委員会の大倉浩委員長から当選証書を受け取った。式後に取材に応じた清水氏は、「改めて身の引き締まる思い。4年間、全力を尽くして、『市民の負託に応えるぞ』と決意を新たにしたところ」と心境を語った。清水氏は27日、5期目の初登庁を迎える。
懸念されていた投票率は、35・78%だった。2017年の前々回が31・44%、21年の前回が28・70%で、初めて3割を下回って過去最低を更新していただけに、清水氏は「5人の候補者がそれぞれ市民に政策を訴えた結果」と要因を分析。「もっと多くの市民の皆さんに選挙に参加してほしい気持ちはあるが、低下傾向に歯止めがかかったのは良かったと思っている」と受け止めた。
当選5回は現職の政令市長でトップ。選挙戦を振り返って「多選批判は一定数あったと思うが、これを超えるぐらい子ども、若者、高齢者からたくさんの応援と激励をもらって、手応えがあった。期待やこれからの課題は共通認識として持ってもらっていると思うので、気を引き締めて4年間で前進させていかなければならない」と力を込めた。
今回の選挙戦では「4つのシンカ」を柱に、約200の公約を掲げて挑んだ。「市の総合振興計画の自主計画づくりにしっかりと盛り込んで、行政計画として着実に進めたい」と意欲を見せた。
市長選は、清水氏が17万7217票を獲得。新人の沢田良氏(45)が9万7160票で次点だった。
■さいたま市長選開票結果(選管最終)
当177217 清水勇人 63 無現
97160 沢田 良 45 無新
55395 西内聡雄 51 諸新
32836 小袋成彬 34 無新
25946 加川義光 75 共新
(無効4440、持ち帰り1)
■さいたま市長選開票結果(選管最終)
当177217 清水勇人 63 無現
97160 沢田 良 45 無新
55395 西内聡雄 51 諸新
32836 小袋成彬 34 無新
25946 加川義光 75 共新
(無効4440、持ち帰り1)
■投票率訂正35・78%に(市選管)
さいたま市選挙管理委員会は25日、35・76%と発表していたさいたま市長選の投票率を35・78%に訂正した。見沼区の男女の投票者数を修正したためとしていて、投票者数の合計は39万2996人(男19万2781人、女20万215人)となった。










