埼玉新聞

 

閉店の危機「なんとかこの場に」 25周年迎える埼玉県庁・障害者の店「かっぽ」 売り上げ増へ模索

  • 店舗からワゴンで商品を運び県庁職員に販売する利用者ら=13日、埼玉県庁

 障害のある人とない人が共に働く県庁内の売店「かっぽ」が閉店の危機に直面している。障害者の社会参加推進を目的に1997年に開店し、今年で25周年。障害者が施設外の人と接して賃金を得る貴重な場として活用されてきた。コンビニエンスストアの進出などを背景に店舗の売り上げは減少を続け、コロナ禍で財政が急激に悪化。店舗担当の板倉真紀さん(41)は「障害の重度に関係なく働ける場所として、何とかこの場所にあり続けたい」と切実な思いを語る。

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