2022年3月13日(日)

ドライカレー味のアルファ米と保存用ようかんで防災意識を 埼玉・草加の小学校、給食に提供 #知り続ける

ドライカレーのアルファ米を盛り付ける児童=11日午後、草加市立高砂小学校

 東日本大震災が発生した3月11日に合わせ、草加市立高砂小学校(石崎明子校長)で、非常用保存食アルファ米を使った給食が提供された。防災意識をより高め、「大震災を考えるきっかけに」と、栄養教諭が考案した。

 使用した防災食品はドライカレー味のアルファ米と保存用ようかん。それ以外の献立は魚のフライ、ゆでキャベツ、牛乳。市の防災備蓄品を譲り受け、「3・11」に合わせて全校児童に提供した。

 災害避難時に備えてもらおうと、6年生には炊き出しセット(アルファ米5キロ、50食分)が箱のまま教室へ。あらかじめお湯が入っており、配膳係は箱を開けて備え付けのパックで盛り付けた。

 配膳後は校内放送で「11年前の3月11日は大きな地震が起こりました。今日はその日を踏まえて防災給食を出しています。よく考えて食べましょう」とアナウンス。児童は言葉をしっかりと受け止め、大震災の意味を考えながら給食を味わった。

 「アルファ米を食べるのは2回目。災害をあらためて考えるきっかけになった」と古沢緯さん(12)。熊谷芽唯さん(12)も「いざという時の災害に備えて食料を準備する大切さを学んだ」と理解を深めていた。

 ドライカレー味のアルファ米は大好評。中には2、3杯おかわりする児童もいた。野本遥さん(12)は「想像以上においしかった。作り方も勉強したい」と意欲を見せ、高木悠良さん(12)は「今日はクラスみんながお腹いっぱい食べられるけど、災害の避難時には、みんなで分け合いながら食べたい」と防災意識を強くしていた。

 今井ゆかり栄養教諭は「食を通じて学びを深め、より災害を理解するきっかけにつながれば」と話していた。

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