埼玉新聞

 

許せない…死亡男児の腕時計、警官が紛失 隠蔽し後輩のせいにするも有罪、反省なし 腕時計あげた母悔しく

  • 判決後、取材に応じる孝徳君の母親=7日午後2時半ごろ、さいたま地裁前

 熊谷市で2009年に発生した小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件で、県警が紛失した孝徳君の腕時計に関する捜査書類を破棄したとして、公文書毀棄(きき)罪に問われた県警交通捜査課の元警部補、須郷宗男被告(63)の判決公判が7日、さいたま地裁で開かれ、任介辰哉裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。任介裁判長は「捜査段階の自白供述には十分な信用性が認められる」と判決理由を述べ、無罪を訴えた弁護側の主張を退けた。

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