2022年1月12日(水)

山田うどん唯一の立ち食い店閉店へ 南浦和店30年以上の歴史に幕 客6人入れる小型店、480人来た日も

20日の営業をもって閉店する、唯一の立ち食い店の南浦和店=さいたま市南区

 「ファミリー食堂 山田うどん食堂」を運営する山田食品産業(所沢市)は立食形態で小型店舗の南浦和店(さいたま市南区)を20日の営業をもって閉店する。「新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少したのが要因」と説明した。同社唯一の立ち食い店が30年以上の歴史に幕を下ろす。

 JR南浦和駅東口そばの建物の1階に入る直営店舗で、1990年8月に開店。店舗面積はキッチン、食事スペースを含め39・6平方メートルで、入店できるのは6人程度という。駅前立地のため、迅速に提供することを重視し、メニューは他店舗よりも絞っているのが特徴。駅乗降客や最寄りの浦和競馬場の来場者が主な利用客だという。

 最盛期には平日が1日当たり最大380人、土曜、休日は480人が利用した店舗に、2020年から感染が拡大した新型コロナの影響が直撃。感染防止の観点で密集回避の傾向が進み、利用客が減少。同年の売り上げは前年比で4割減少し、21年も回復ペースが上がらなかった。同店の場所に出店を希望する事業者が現れたこともあり、閉店を決めたという。

 同社では混雑時には店外で丼を持ちながら食事をしたいと希望する利用客もいたことを振り返りながら「長年にわたりご利用いただいたお客さまに感謝したい」としている。

購読申し込み 携帯サイト